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【大垣市】屋根修理を検討中の方必見! 症状別の対処法と費用、カバー工法も解説
2025年07月08日(火)
スタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
大垣市の外壁塗装・屋根塗装専門店 プロタイムズ揖斐大垣店(株式会社サンハウス)です。
「最近、天井に雨染みのような跡が広がってきた…」
「ご近所の方から『屋根瓦がずれているよ』と指摘された…」
ご自宅の屋根や天井に、このような変化を見つけたら、すぐに屋根の修理を検討しましょう。
「まだ大丈夫」と放置してしまうと、雨漏りが建物の内部を傷め、結果として大規模で高額な工事が必要になることも少なくありません。
この記事では、屋根材ごとの劣化症状の見分け方から、プロが推奨する修理方法、費用相場まで、分かりやすく解説します。
大切なご自宅を守るための知識として、ぜひお役立てください。
1. 屋根修理の方法と費用相場
雨漏りや屋根の傷みに気づいて、「そろそろ修理が必要かな」と感じたときに気になるのが、どんな修理方法があるのか、どれくらい費用がかかるのか、ということではないでしょうか。
ここでは、屋根修理の代表的な方法と、それぞれの費用・工期の目安を解説します。
1-1.応急処置・部分的な修理で済むケース
被害が屋根の一部に限られている場合や、劣化が初期段階であれば、比較的手軽な部分修理で対応できることがあります。早期に対応すれば、被害の拡大を防ぎ、費用も抑えられます。
修理方法 | 内容 | 費用目安 | 工期目安 |
瓦の差し替え | 割れた瓦を交換 | 5,000〜1万5,000円/枚 | 半日〜1日 |
スレートのひび割れ補修 | 割れた部分をコーキングで補修 | 2万〜5万円/箇所 | 半日〜1日 |
棟板金の釘浮き修理 | ・釘・ビスの打ち直し ・棟板金の交換工事 |
・5万〜8万円 ・10万〜20万円 |
半日〜1日 |
雨漏りの応急処置 | ・谷板金の穴あき応急処置 ・板金の接合部の補修 ・金属屋根の穴あきの部分補修 ・波形スレートのひび割れ補修 |
・3万〜5万円 ・3万〜5万円 ・3万〜5万円 ・10万円〜 |
1〜3日程度 |
これらの部分修理は、基本的に数万円から十数万円前後で済むことが多く、工期も1〜3日程度が目安です。
1-2.要注意!大規模な補修(リフォーム)が必要な場合も
一方で、下記のような症状が複数見られるなど、劣化が屋根全体に広がっている場合は注意が必要です。
スレート屋根の複数箇所で、ひび割れ・反り・剥がれが起きている
屋根の頂上にある棟板金が、腐食したりぐらついたりしている
屋根の下地(野地板)まで腐食し、雨染みができている
このような状態では、部分修理を繰り返しても根本的な解決にはならず、「何度も修理して、結局トータルコストが高くついてしまった」という事態になりかねません。
その場合は、以下のような大規模な補修(リフォーム)を検討する必要があります。
工法 | 特徴 | 費用目安 | 工期目安 |
塗装 | 表面保護のみ
※下地が健全な場合に最適 ※瓦屋根には不要な場合が多い |
約60〜90万円 | 約5〜7日 |
カバー工法 | 既存屋根の上に新しい屋根材を重ね葺きすること
※下地が健全な場合に使われるが、屋根の勾配や形状による制約あり |
約80〜120万円 | 約7〜10日 |
葺き替え | 既存屋根を撤去して新しい屋根材を施工すること
※下地の様子を確認できる |
約100〜300万円 | 約7〜10日 |
大規模補修(リフォーム)についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
関連記事 大垣市で屋根リフォームするなら? 塗装・カバー工法・葺き替えを比較解説!
2. 屋根材ごとに違う! よくある劣化症状と修理方法
屋根材の種類によって、劣化しやすいポイントや発生する症状は異なります。
ここでは、屋根材の種類別に、注意すべき症状と修理方法を紹介します。
2-1.スレート(カラーベスト・コロニアル)
日本の住宅で最も普及している、セメントを主成分とする薄い板状の屋根材です。スレート自体には防水性がなく、新築時や改修時の塗装によって表面に塗膜を形成し、防水機能を持たせています。
ただし、この塗膜は時間の経過とともに劣化するため、10年前後での再塗装が必要です。
よくある劣化症状 | 症状の程度 | 主な修理方法 |
色あせ、コケ・カビの発生 | 軽度 | 高圧洗浄、屋根塗装 |
ひび割れ、一部の欠け | 軽度~中度 | 専用補修材での補修、部分的な差し替え |
広範囲の割れ、屋根材の反り | 重度 | カバー工法、葺き替え |
ひび割れや反りを放置すると、下地まで水が浸入し、雨漏りの原因となります。
2-2.瓦(和瓦・洋瓦)
粘土を焼いてつくられた陶器瓦や、セメントでつくられたセメント瓦などがあります。非常に耐久性が高いのが特徴です。
よくある劣化症状 | 症状の程度 | 主な修理方法 |
瓦のズレ、浮き | 軽度 | 瓦の葺き直し(並べ直し)、固定 |
瓦の割れ、欠け | 軽度 | 割れた瓦の差し替え(交換) |
漆喰(しっくい)の崩れ、剥がれ | 軽度~中度 | 漆喰の詰め直し、棟の取り直し |
陶器瓦自体は塗装不要で非常に長持ちしますが、屋根の頂上部を固定している漆喰は、使用状況や気候によりますが、一般的に10年ほどで劣化します。漆喰の劣化を放置すると、棟全体の崩壊や雨漏りに繋がるため、定期的な点検が重要です。
2-3.金属屋根(ガルバリウム鋼板など)
軽量でさびにくく、耐久性の高い金属製の屋根材です。近年、カバー工法でもよく使用されます。
よくある劣化症状 | 症状の程度 | 主な修理方法 |
固定釘(ビス)の浮き、抜け | 軽度 | 釘(ビス)の増し締め、コーキング補強 |
表面の傷、小さなサビ | 軽度 | サビ落とし(ケレン)、部分的な補修塗装 |
全体の色あせ、塗膜の剥がれ | 中度 | 高圧洗浄、屋根全体の塗装 |
広範囲のサビ、穴あき、変形 | 高度 | カバー工法、葺き替え |
さびにくい素材ですが、表面に傷がつくとそこからサビが発生します。サビは放置すると穴あきの原因になるため、小さなサビのうちに補修することが大切です。
2-4.【共通】特に注意したい劣化箇所
どの屋根材でも、以下の部分は劣化しやすく、雨漏りの原因になりがちです。
棟板金(むねばんきん):屋根の頂上部にある金属の板。釘が浮いたり、継ぎ目のコーキングが劣化したりして、雨漏りの原因となりやすい箇所です。
雨樋(あまどい):落ち葉や土砂で詰まると、雨水が溢れて外壁や軒天を傷める原因になります。
ご自身での確認が難しい場所ですので、専門家による定期的な点検をおすすめします。
3. 自分で修理できる? プロに任せるべき理由
「スレートが1枚割れているだけだから、コーキングで埋めておこう」
「ホームセンターで材料を買ってきて、自分で直せば安く済むはず」
ご自宅の屋根に不具合を見つけたとき、このようにDIYでの修理を考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、安易な自己判断による修理は、非常に大きなリスクを伴います。
3-1.ちょっと待って!DIY修理に潜む3つの大きなリスク
DIYでの屋根修理で起こりうる3つのリスクを見ていきましょう。
3-1-1. 転落・ケガの危険性
最も大きなリスクは、高所からの転落事故です。屋根の上は急勾配で滑りやすく、プロの職人でも常に危険と隣り合わせの環境です。慣れない方が安易に登ると、重大なケガにつながりかねません。安全の確保が、何よりも優先されるべきです。
3-1-2. 誤った補修で症状を悪化させる
屋根修理には専門的な知識が必要です。例えば、ひび割れをコーキングで埋めたつもりが、排水経路を塞いでしまい、内部に水が溜まって雨漏りを悪化させるケースは少なくありません。原因を特定しないまま表面だけを直しても、根本的な解決にはならないのです。
3-1-3. 結果的に修理費用が高額になる
DIYで失敗し、結局プロにやり直しを依頼することになると、「DIYにかかった材料費」+「誤った処置の撤去費用」+「正規の修理費用」と、最初からプロに頼むより遥かに高額な出費になってしまうことがあります。「安く済ませるつもりが、高くついた」というのは、最も避けたい事態です。
3-2.やはりプロは違う!専門家に任せるべき3つの理由
では、なぜプロに任せるべきなのでしょうか。専門の修理会社には、DIYにはない確かな強みがあります。ここでは、専門家に任せるべき3つの理由を紹介します。
3-2-1. 的確な「原因特定力」
プロは表面的な症状だけでなく、その不具合がなぜ起きたのかという「原因」まで突き止めます。雨漏りの浸入経路、下地の腐食具合など、目に見えない部分まで的確に診断し、最適な修理方法を提案できるのが最大の強みです。
3-2-2. 確かな「施工品質」
専門家であれば、屋根材の種類や劣化状況に合わせて、最適な材料と工法を選択することができます。長年の経験で培われた技術力で施工するため、仕上がりの美しさはもちろん、修理箇所の耐久性がまったく異なります。
3-2.3. 工事後の「保証」という安心
多くの修理専門会社は、施工後に「工事保証」を付けています。修理後に、再度不具合が発生した場合でも、保証期間内であれば無償で対応してもらえます。このアフターフォローの安心感は、プロに依頼する大きなメリットです。
大切なご自宅を長く守るためには、安全かつ確実な修理が不可欠です。目先の費用だけにとらわれず、長期的な視点でプロに相談することをおすすめします。
4.費用も工期も抑えたい方へ! 当店おすすめの「カバー工法」
「屋根の劣化が全体に広がっている…」
「部分修理を繰り返すのは、もう終わりにしたい」
しかし、屋根をすべて新しくする「葺き替え」は、費用も工期もかかり、決断しにくいものです。
そんなお悩みをお持ちの方におすすめなのが「屋根カバー工法」です。
費用と工期を抑えつつ、お住まいの性能を向上させられる、非常に現実的でメリットの多い選択肢です。
カバー工法は、費用と工期を抑えつつ、住まいの性能を向上させられる、非常に現実的でメリットの多い選択肢です。
ここからは、カバー工法の具体的な内容と、その効果について詳しく紹介します。
4-1.屋根カバー工法とは?
屋根の劣化が一部のひび割れやズレ程度であれば、部分修理で対応できます。しかし、劣化が広範囲に及んでいたり、屋根材自体の寿命が近づいていたりする場合、部分修理では根本的な解決になりません。
修理を繰り返すうちに、結局「葺き替え」と同じくらいの費用がかかってしまうことも。そんな事態を避けるために、一度の工事で屋根全体をリフレッシュできる「カバー工法」が有効なのです。
カバー工法とは、既存の屋根を撤去せず、その上から新しい防水シートと軽量な屋根材を重ねて施工する方法です。
【カバー工法の主なメリット】
費用の削減:既存屋根の解体・撤去・処分費用が不要なため、葺き替えに比べてコストを大幅に抑えられます。
工期の短縮:解体作業がない分、工事期間が短縮できます(目安:約1週間〜10日)。
性能向上:屋根が二重構造になることで、断熱性や遮音性の向上が期待でき、より快適な住環境に。
住みながら工事OK:工事中も既存の屋根が残っているため、雨漏りの心配が少なく、普段通りの生活が送れます。
非常に優れた工法ですが、既存の屋根の下地(野地板)まで腐食が進んでいる場合は適用できません。その場合は、下地からやり直す「葺き替え」が必要になります。
また、カバー工法が可能かどうかを判断するためには、プロが下地の状態を正確に見極める「建物診断」が不可欠です。
▼当店の建物診断はこちら
4-2.【施工事例】シーガードで蘇った屋根(本巣市T様邸)
当店では、3つのカバー工法プランをご用意。お客様のお住まいの状態やライフプランに合わせた最適なプランを提案しています。
ここでは、3つのカバー工法プランの中から、シーガードによるカバー工法の事例を紹介します。
スレート屋根の劣化にお悩みだった本巣市のT様邸は、「シーガード」によるカバー工法で、お住まいの印象がガラリと変わりました。
BEFORE(外観) | AFTER(外観) |
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BEFORE(屋根) | AFTER(屋根) |
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このように、カバー工法は状況に応じて選択することで、建物の寿命延伸が期待できる効果的なリフォームです。
各プランの詳細は「屋根カバー工法」専用ページをご覧ください。
5. 建物診断の重要性|修理の前に原因を特定しよう
屋根の修理を検討する際、多くの方が「どんな工事をするか」「費用はいくらか」という点に注目しがちです。しかし、それ以上に大切なことがあります。それは、「なぜ、その不具合が起きているのか?」という根本的な原因を正確に特定することです。
人間が体調を崩したときに、自己判断で薬を飲むのではなく、まず医師の診察を受けるのと同じです。屋根修理も、プロによる正確な「診断」から始めることが、失敗しないための絶対条件と言えます。
5-1.見た目だけではわからない、屋根のSOS
「天井に雨染みができているから、その真上の屋根が原因だろう」
そう考えるのは自然ですが実は、水は屋根の意外な場所から浸入し、建材を伝ってまったく違う場所に染み出すことがよくあります。
一見すると屋根に大きな問題はなさそうでも、実際には内部で劣化が進んでいる場合があります。
例えば、
見た目は大丈夫でも、屋根裏の木材が劣化・腐食していた
一見問題ないスレートの下で、防水シートが破れていた
小さな釘穴から、じわじわと雨水が浸入していた
こうした隠れた原因に気付かず、見た目の症状だけを修理しても、根本の問題は解決しません。その結果、またすぐに雨漏りが再発してしまうのです。これこそが、修理で最も避けたい「無駄な出費」に繋がるのです。
5-2.プロの「建物診断」がすべてを解決します
そこで重要になるのが、私たち専門家による「建物診断」です。当店では、お客様の大切なお住まいの状態を正確に把握するため、徹底した調査を無料で行なっています。
【プロタイムズ揖斐大垣店(株式会社サンハウス)の無料建物診断の強み】
1. 目視調査:経験豊富な専門家が、屋根材の種類や劣化の状況を目で見て確認します。
2. ドローン調査:普段は見ることのできない屋根全体を、ドローンで隅々まで撮影します。お客様も一緒にモニターでリアルタイムに確認できるため、ご自宅の状態を客観的に把握できます。
3. 屋根裏調査:可能であれば屋根裏に入り、雨漏りの痕跡や下地(野地板)の腐食、断熱材の状態などを内部からチェックします。
このように、外からと内からの両面で調査することで、小さな劣化も見逃さず、不具合の根本原因を突き止めます。その診断結果に基づいて、お客様のお住まいに本当に必要な修理プランを提案することができるのです。
まずは、健康診断を受けてみませんか。 正確な現状把握が、安心で長持ちする屋根修理への第一歩です。
参考リンク プロタイムズ揖斐大垣店(株式会社サンハウス)|お家の健康診断
参考リンク プロタイムズ揖斐大垣店(株式会社サンハウス)|ドローン診断
6.大垣市で屋根修理はプロタイムズ揖斐大垣店(株式会社サンハウス)におまかせ!
今回は、屋根の劣化症状から修理方法、費用について解説しました。大切なご自宅を長持ちさせる秘訣は、屋根の状態をプロの目で正確に診断し、最適な修理を適切なタイミングで行なうことです。
プロタイムズ揖斐大垣店(株式会社サンハウス)は、大垣市・揖斐エリアに密着した屋根・外壁の専門店です。
専門家による無料診断では、ドローンなども活用してお住まいの状態を隅々まで調査し、分かりやすい「写真付き報告書」でご説明します。その診断結果に基づいたプランのご提案、施工、そして工事後のアフターフォローまで、責任を持って一貫対応いたします。
「瓦が1枚ずれているだけ」「雨樋の詰まりが気になる」といった小さな修理からでも喜んでお伺いしますので、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。
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